出産・育児の支援 おぎゃー献金 母子同室  
出産・育児の支援
出産育児一時金引き上げ
平成18年10月1日より 健康保険から支給される現行の30万円を35万円に。出産後に受け取る今の仕組みを出産費用の支払いに充てる方式に変え、出産時にお金を用意しなくてもいいようにすることも自治体によっては可能になりました。
おぎゃー献金
おぎゃー献金は鹿児島県の産婦人科開業医遠矢善栄先生が、近くに住む重症心身障害児の三姉妹をみて、何とか救済できないものかと昭和38年より始められた愛の運動です。この運動は健康な赤ちゃんを出産されたお母さんや、それに立ち会った医師や看護師が献金を通じて少しでもこれらの方々を援助できればという主旨のもとに、現在では全国の産婦人科医を中心に行われています。善意の献金は心身障害の予防や研究、心身障害児施設のために役立てられています。平成15年度の献金額は1億1763万1551円で全国の心身障害児施設や研究施設に色々な形で配分されています。

母子同室
最近よく「お宅のところは母児同室ですか」という問い合わせを受けます。どう答えれば良いのかいつも困ってしまい「母児同室かと言われれば母児同室ですし、母児同室でないと言われれば母児同室ではありません」と何やら訳の分からない答えになってしまいます。よく母児同室を奨める際に「赤ちゃんが側にいれば、母児のスキンシップが計れ、お母さんのホルモン分泌が増えて母乳の出も良くなり、また赤ちゃんの今後の成長にも好影響を与える。」といったキャッチコピーが用いられるようです。一見もっともらしく聞こえますが、本当にそうでしょうか。こんなことを言うと叱られそうですが、赤ちゃんが側にいても母乳の出る人は出ますし、出ない人は出ません。また、今後の成長に好影響を与えるに至っては論理の飛躍としか言いようがありません。当院の基本的なやり方を簡単に説明します。まず、生後1〜2日はお母さんはお産の疲れでぐったり。休養の必要な時期です。生まれたての赤ちゃんは呼吸状態を含め全身状態が不安定な時期で新生児室での注意深い観察が必要です。この時期が過ぎると昼間は哺乳の練習も兼ねてお部屋に赤ちゃんの登場です。授乳が済めば原則として赤ちゃんは新生児室でお預かりしますが、特に問題がなければお部屋にいても構いません。但し、かわいらしい赤ちゃんを何時までも抱いていたいお気持ちは分かりますが、泣くのと同様に眠るのは赤ちゃんの大切なお仕事です。お仕事の邪魔をしないように。お母さんも疲れたら哺乳は看護婦さんにまかせてお昼寝でもなさって下さい。新生児室でお預かりしている場合でも面会は何時でも可能です。夜間消灯後は赤ちゃんは新生児室にお預かりします。お母さんは明日に備えてぐっすりとおやすみ下さい。つまり、当院の基本的な考え方は、入院中はとにかく母児ともにリラックスしてもらうということです。もちろん、入院中には乳房の管理や哺乳の仕方を初めとして、おしめの替え方やお風呂の入れ方等基本的なことはお勉強していただきます。一度母児同室を経験されたお母さんで、今回は母児同室は勘弁して欲しいとおっしゃる方もよくおられます。赤ちゃんは「気まぐれな暴君」、せめて入院中ぐらいはゆっくりとさせて欲しい、というのがお母さんの偽らざる本音なのでしょう。ちなみに、退院して家に帰れば毎日が母児同室ですよ。詳しくは来院のうえ御相談ください。
最後に、面会の方々にお願いがあります。新生児期はとても感染に気をつけなければなりません。風邪をひいていたり(特に冬季のインフルエンザ)、風疹を含めた感染症の可能性のあるお子さん連れの面会はご遠慮下さい。
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